エリオット・フォールズ キャンプ場01

エリオット・フォールズ・キャンプ場【QLD】

険しい道のりを越えた者のみたどり着ける、美しいスイミングホールがある秘境の中にあるキャンプ場。


エリオット・フォールズ・キャンプ場

クイーンズランド州、ヨーク岬半島

(Eliot Falls, Cape York Peninsula, Queensland)

エリオット・フォールズ キャンプ場02

画像引用:イメージガレージ

【アクティビティ】

キャンプ場カヌー、カヤック キャンプ場ワニに注意 景色の良いキャンプ場 キャンプ場遊泳可能 緩やかなウォーキングトレイル

【設備】

キャンプ場4WD必要 キャンプ場要予約 キャンプ場牽引型キャンピングトレーラー可 キャンプ場キャンピングカー可能 キャンプ場使用料あり キャンプ場料金発生 キャンプ場トイレあり キャンプ場多目的トイレあり キャンプ場飲み水あり キャンプ場晴天時のみ キャンプ場周辺情報あり キャンプ場ペット禁止 キャンプ場ゴミ持ち帰り キャンプ場ピクニックテーブルあり キャンプ場レンジャーあり キャンプ場焚き火 キャンプ場薪持ち込み

アクティビティと設備のアイコンに関する説明はこちら。


ヨーク岬半島にあるこのキャンプ場へ向かう波状の未舗装道路は、でこぼこで、予測不可能で、土埃に覆われることがあり、水辺などを渡ることもあるため、4WDの豊富な運転経験と臨機応変さが求められます。辿り着くまでが大変ですが、旅の疲れも吹っ飛ぶほどの景色が広がります。ジャーディン・リバー国立公園(Jardine River National Park)に隣接するヒースランド保護区(Heathland Coservation area)の北の境界に位置するこのキャンプ場は、泳げる2つの素晴らしく美しい小川に挟まれた、三角形の森林地帯に囲まれています。

北側のエリオット・クリーク(Eliot Creek)は、緑の木々に囲まれた細い水路で、2つのユニークな水泳スポットがあります。ソースパン(Saucepan)は、短いブッシュトレイルを通って行くことができ、広い浅瀬が砂岩のプレートの上を流れ、深いプールになっています。さらに下流のエリオット・フォールズ(Eliot Falls)には、より深いプールがあり、赤い岩の壁が小さな渓谷を作り出しています。キャンプ場の南側(徒歩2メートル)には、より静かな流れのツイン・フォールズ(Twin Falls)があり、小さな砂岩のロックプールにはオタマジャクシが生息し、スイミングホールから次のスイミングホールに流れ落ち、音を立てながらエリオット・クリークに流れ込んでいきます。

白い砂浜から深い水中の穴に飛び込んだり(事前に深さを確認しましょう)、小さな洞窟を発見したり、ハエを食べる小さなウツボカズラが茂る岩壁を下流に向かって流れていったり、水中を泳ぐ魚を追ったりと、楽しみは満載です。3つのサイトはいずれもキャンプ場から数分の距離にあり、未舗装のトラック、コンクリートの小道、遊歩道が混在しているので、簡単に移動できます。

キャンプ場には、オフロードキャンピングカーやキャンピングトレーラーなど、最大4台(8人)収容可能な大小25のキャンプサイトがあります。キャンプサイト20-31はソースパンに続く未舗装路に最も近く、サイト7-19は少し広く、トイレ施設に近いサイトです。いくつかのサイトには焚き火台とピクニックテーブルが設置されています。(特徴的なシロアリ塚がサイト内にあることも)円形の道路沿いには、誰でも利用できる淡水の水道が点在しています。

日帰り用の駐車場もあるので、ハイシーズンにはアクセスしにくい道にもかかわらず、混雑することをお忘れなく。雨季の前の10月は、ほんの数サイトしか埋まっておらず、スイミングホールをほぼ独り占めできる状態です。


その他アクティビティ

エリオット・フォールズ周辺には、散策に便利なウォーキングコースがあります。ツイン・フォールズへの道を右折すると、エリオット・クリークを見下ろす展望台や、滝の上にある天然の砂岩の台まで下ることができます。

4km離れたフルーツバット・フォールズ(Fruit Bat Falls)も同様に自然の美しさが際立っています。ここにはピクニックテーブルやトイレのある日帰りエリアがあり、木製の歩道は水泳スポットへと続いています。


先住民

ここは、アタンバヤ族(Atambaya)、アンカムティ族(Angkamuthi)、ヤダヤケヌ族(Yadhayken)、グダン族(Gudang)、ウタシ族(Wuthathi)が暮らす伝統的な地域です。この地域は彼らの生きた文化的景観であり、各地に重要な場所が点在しており、伝統的所有者である彼らは、この地域の保護と管理に携わっています。


野生動物ウォッチング

オーストラリア北部のヤブツカツクリ(喉仏が黄色ではなく紫色)が土を引っ掻き回す姿が人気です。また、ゴシキセイガイインコやキバタンが生息する木の枝には、オーストラリアン・フットボールのような形をしたグリーンヘッドアントの巣が風に揺れ、興味深い光景を目にすることができます。夜には懐中電灯で照らすと、フクロギツネやオニタマオヤモリを見ることができます。オーストラリア固有のグレビレアの木には、光沢のある丸い木の実のさやがあり、暑さで割れることからブッシュマンの洗濯バサミとも呼ばれています。


ちょっと寄り道

1887年、人里離れたケープ岬半島との通信のために、南北に一直線の電信線が完成しました。現在ではオールド・テレグラフ・トラック(Old Telegraph Track)として知られるこの未舗装路は、公園と保護区の西の境界を形成しています。ここは4WD愛好家の中でも知る人ぞ知る道路で、ファンにとっては通過儀礼のような場所のようです。


ここがポイント

この場所は人里離れた場所にあり、エリオット・フォールズへの7kmの道は荒れていて、かなりの数の水路を横断しています。ここを訪れる場合は、注意深く、臨機応変さの精神で臨む必要があります。クイーンズランド・パーク(Queensland Parks)によると、行動する際は単独行動せず他の車と一緒に移動し、十分な燃料、基本的なスペアパーツ、4WDのリカバリーギア、食料、水、応急処置用具を携行することを勧めています。

雨季(12月~5月)の際は、大雨のため立ち入ることができません。


その他キャンプ場

エリオット・フォールズから北へ32km、オールド・テレグラフ・トラックのサウス・ジャーディン・リバー(South Jardine River)にキャンプ場があります。(所要時間3.5時間)

また、エリオットとツインフォールズのキャンプ場から南東に約85キロ、同じくオールド・テレグラフ・トラック(Old Telegraph Track)沿いにあるキャプテン・ビリー・ランディング(Captain Billy Landing)は、ビーチのすぐそばにあり、トイレを含む基本的な設備が整っています。(4.5時間所要)


問い合わせ先

クイーンズランド州公園野生生物局(Queensland Parks & Wildlife Service)

Tel 13 7468

アクセス

ヒースランド保護区は、ケアンズ(Cairns)から北西に900km、バマガ(Bamaga)から南に100km、トロピカル・ノース・クイーンズランド(Tropical North Queensland)のヨーク岬半島の先端にあり、ジャーディン・リバー国立公園と隣接しています。 


(2022年10月現在)