カタニ湖キャンプ場【VIC】

カタニ湖キャンプ場【VIC】

スノーガムに囲まれた亜高山の湖畔のキャンプ場。カヤック、ウォーキング、アドベンチャースポーツを楽しむことができる。

カタニ湖キャンプ場

ビクトリア州、マウント・バッファロー国立公園

(Lake Catani, Mount Buffalo National Park, Victoria)

カタニ湖キャンプ場

画像引用:Parks Victoria Information Centre

【アクティビティ】

キャンプ場ボート乗り入れ キャンプ場カヌー、カヤック キャンプ場サイクリングコース キャンプ場釣り キャンプ場トレッキングコース 景色の良いキャンプ場 緩やかなウォーキングトレイル キャンプ場遊泳可能
【設備】
キャンプ場要予約 キャンプ場牽引型キャンピングトレーラー可 キャンプ場キャンピングカー可能 キャンプ場キッチンあり キャンプ場使用料あり キャンプ場料金発生 キャンプ場冷水シャワーあり キャンプ場温水シャワーあり キャンプ場トイレあり キャンプ場多目的トイレあり キャンプ場ペット禁止 キャンプ場飲み水あり キャンプ場焚き火 キャンプ場薪持ち込み キャンプ場バーベキューグリルあり キャンプ場周辺情報あり キャンプ場ゴミ持ち帰り キャンプ場ピクニックテーブルあり キャンプ場レンジャーあり

アクティビティと設備のアイコンに関する説明はこちら。

アドレナリン全開のロッククライミングやハンググライドを楽しみたい冒険家なら、マウント・バッファロー国立公園(Mount Buffalo National Park)はおすすめです。湖の周りをカヌーでのんびり漕いだり、ワイルドフラワーをゆっくり散策をしたり、桟橋から釣り糸を垂れる静かなひとときを過ごしたい人にも同じくおすすめのスポットです。

マウント・バッファロー(Mount Buffalo)高原は、ビクトリア州の高山地帯の西、海抜1723メートルの高台にあります。この素晴らしい山麓の国立公園は、先住民であるミタンブタ族(Mitambuta)とタウガウロング族(Taugaurong)の伝統的な土地であり、オーストラリアで最も古い国立公園の1つです。総面積は31,000ヘクタールで、異なる標高で形成された多様な亜高山帯の景観が広がります。スノーガムやアルパインアッシュの森林地帯、ヒース原野、迫力ある滝、巨大な花崗岩の断崖、山頂、切り立った崖、美しいワイルドフラワーなど、様々な顔を持つ場所です。

近くの人気の町ブライトやポレパンカから日帰りで冒険に出かけるのももちろん良いのですが、高山の冷たい空気の中で、薪ストーブの暖かさ、フクロウの鳴き声、満天の星空を眺めながらの一泊は、最高でしょう。

このキャンプ場は、100年以上前に人工的に造られた美しいアルプスの湖、カタニ湖(Lake Catani)の湖畔にあります。その波打つような湖岸線は、ある部分では高いユーカリ林に接し、ある部分ではうねった水葦に接しています。湖はまるで庭園にある池のようで、水泳やカヤック、釣りを楽しむことができます。湖のビジター用日帰りエリアの近くには、水面に突き出た特徴的な木製の桟橋があり、鳥やカエルの鳴き声を聞きながら、薄明かりを顔に感じるには最適の場所です。

49のサイトは全て非電源サイトで、主にテント泊に適していますが、キャラバンやキャンピングカーにも対応しています。湖の南側の水辺からほど近い、スノーガムの林に囲まれた場所にあります。サイトは草や葉の落ちた土の上の一方通行道路に沿って、番号のついた支柱や木の柱が境界線を作り、間隔をおいて配置されています。

 

原則として、サイト番号が低いほど、アメニティブロックに近いのですが、低い番号のサイトは、ビクトリア州の学校期間中、学校グループのために月曜日から木曜日まで設けられた特別エリア(サイト22-29)にも近いため、事前に電話で学校が予約しているかどうか聞いてみるとよいでしょう。小型テント用の7つのウォークインサイト(42-49)は、ひと気の少ない場所にあり、いくつかのサイトはロープで固定できる高めの木製のプラットフォーム上にあります。ひと気の少ない小さなキャンプ場ですが、設備は充実しています:
  • トイレ
  • 水(未処理の天然水のため飲料水は持参してください)
  • 温水シャワー
  • 洗面所
  • 基本的なランドリー(洗濯機はありません)
  • 共同野外炊事場
  • アメニティ棟にソーラーパネル照明

アメニティ棟に隣接して、石造りの素朴なシェルターや食堂があり、共同テーブルや暖炉が設置されています。寒い日の夕食や、雨の日のカードゲームに最適です。

その他アクティビティ

キャンプ場にはインフォメーションシェルターがあり、ハイシーズンにはフレンドリーな「ホスト」が、支払い対応や地元の情報などを教えてくれます。隣接するビジター用日帰りエリアには、情報提供のほか、ピクニックテーブル、トイレ、シャワー、(ピーク時には)カヤックのレンタルなどが用意されています。マウント・バッファローのパークオフィスは、1.5キロ北にあり、公園情報、地図、トラックコンディションに関する情報を提供しています。薪はレンジャーから購入することができます。

公園の隅々まで、簡単なものから難しいものまで、90kmのウォーキング・コースが延びています。
その他にも:

日帰りエリアの近くから3kmほどのレイクサイド・ウォークは、美しい湖の景色を眺めながら1時間ほどで回れます。

ゴージ〜カタニ湖コース(Gorge-Lake Catani track)は、アルパインアッシュの森を抜けてゴージへ行く4kmのコースです(往復90分)。このコースは、バックランド渓谷(Buckland Valley)を見渡す4kmのビューポイント(往復2時間)にも通じています。

1.8kmのモノリスコース(Monolith track)は、キャンプ場から1.5km北の公園事務所から出発します。このコースは、高原のパノラマを見渡せる素晴らしい岩場の展望台へと続いています。ここからは、カタニ湖の全景を眺めることができます(片道1時間を要します)。

公園内では、バイクで走ることもできます。レザボア・ロード(Reservoir Road)や、キャンプ場からアクセスできるゴージ〜カタニ湖コース(Gorge-Lake Catani track)は、おすすめのルートです。

公園内にある花崗岩の渓谷では、あらゆるグレードのクライマーが楽しめるシングルピッチや数日間のロッククライミング、経験豊富なハンググライダーに適したスロープからのテイクオフが可能です。

雪が降れば(このあたりでは降るとは限りません)、公園には14kmの素晴らしい起伏のある標識と整備されたクロスカントリースキーコース、標識のないコース、そしてバックカントリースキーツーリングがあります。これらのコースは、クレスタ・バレー(Cresta Valley)の駐車場からの出発となります。降雪状況によっては、クレスタ・バレーとディンゴ・デル(Dingo Dell)(年間を通じてデイ・ビジター・センターとカフェがあります)で、子供たちは雪だるまを作ったり、そり遊びをしたりすることができます。

野生動物ウォッチング

国立公園内は標高が異なるため、さまざまな動物が生息しています。キャンプ場では、コトドリ、クリムゾンロゼラ、ワラビー、ウォンバットなどを探してみてください。さらに広い公園内では、ハヤブサ、バッファロー高原にしか生息しない固有種のアルパイン・シルバー・ゼニカ蝶、在来のネズミ、ポッサム、グライダー、そして特に復活祭の頃には、羽の模様が特徴のボゴン蛾に出会えるかもしれません。

ここがポイント

このキャンプ場は季節営業で、11月から4月まで営業しています。ピークとなるのは、メルボルンカップの週末(11月)、クリスマスの学校休暇、レイバーデーの週末(3月)、イースターの学校休暇の時期です。3月とイースター(復活祭)の連休がピークとなります。予約は毎年9月1日の午前10時から開始され、先着順です。キャンプ場は事前予約が必要ですが、この時期以外であれば、通常、急な予約でも空きがある場合があります。

高山地帯の天候は気まぐれで、気温は低地よりかなり低くなっています。どの時期であっても寒さ対策は万全に。

雪で高原が白く染まる冬のスキーシーズンには、ハイカーやスキー客のために5つのサイトが開放されます(無料)。石造りのシェルターで身を寄せ、焚き火や風除けに利用することができます。トイレもあります。アクセスは、マウント・バッファロー・ロード(Mount Buffalo Road)の閉鎖ゲートから1kmのところにあります。

 

その他キャンプ場

国立公園には、ロッキー・クリーク(Rocky Creek)とマウント・マクラウド(Mount McLeod)に、ハイカー向けのへんぴな所にブッシュ・キャンプが設置されています。落とし込み式簡易トイレが利用でき、燃料ストーブも使用が許可されています。


問い合わせ
Parks Victoria (Mt Buffalo Park Office)
Tel: 13 196 (03) 5755 1466
アクセス

マウント・バッファローは、最も近い町ポレパンカ(Porepunkah)の東28km、メルボルンからヒュームハイウェイ(Hume Hwy)に沿って北東に330kmのところにあります。

冬季には、マッキノンズ・コーナー(McKinnons Corner)からクレスタ・バレー(Cresta Valley)までの主要道路は、しばしば雪に覆われます。積雪期には、公園内にスノーチェーンを携帯する必要があります。レザボア(The Reservoir)、カタニ湖(Lake Catani)、ホーン(Horn)の各道路は冬季や大雨の場合も封鎖されません。ホーンとレザボアの道は、キャンピングカーなどには適していません。

(2022年9月現在)