マーデュカルキャンプ場01

マーデュカル・キャンプ場【NT】

燃料や食料、日帰り旅行の目的地に近いビラボンの拠点地。

マーデュカル・キャンプ場

ノーザンテリトリー準州、カカドゥ国立公園

(Mardukal, Kakadu National Park, Northern Territory)

マーデュカルキャンプ場

画像引用:Parks Australia

【アクティビティ】

キャンプ場ボート乗り入れ キャンプ場ワニに注意 キャンプ場釣り 景色の良いキャンプ場 キャンプ場遊泳禁止 緩やかなウォーキングトレイル 

【設備】

キャンプ場牽引型キャンピングトレーラー可 キャンプ場キャンピングカー可能 キャンプ場使用料あり キャンプ場冷水シャワーあり キャンプ場料金発生 キャンプ場トイレあり キャンプ場多目的トイレあり キャンプ場飲み水あり キャンプ場晴天時のみ キャンプ場ペット禁止 キャンプ場レンジャーあり キャンプ場焚き火 キャンプ場薪持ち込み

アクティビティと設備のアイコンに関する説明はこちら。

マーデュカル(Mardukal)、旧称マードゥーガル(Mardugal)は、キャンプ場としての美しさだけでなく、カカドゥ(Kakadu)の中心部にある2WDでもアクセスしやすい自然ベースキャンプ場として、その地位を確立しています。キャンプ場はマーデュカル・ビラボン(Mardukal Billabong)のすぐ隣にあり、赤黄土と鮮やかな緑が広がる典型的なカカドゥの風景に囲まれています。クーインダ・ハブ・キャンプ場(Cooinda hub campground)は6キロ先にあり、国立公園パス、燃料、ビストロ料理、バリスタコーヒー、他のキャンプ場へ簡単にアクセスすることができます。また、クーインダでは、日帰り旅行やツアーの予約も可能です。マーデュカルから車ですぐのところにあるングルングルジバ/イエロー・ウォーター・ビラボン(Ngurrungurrudjba / Yellow Water Billabong)は、国立公園内で素晴らしい自然の美しさと、特別な夕日を味わうことができる場所でもあります。カカドゥでのキャンプは、マーデュカルキャンプ場で何泊かして、残りの冒険の計画を立てるのが理想的でしょう。

マーデュカル キャンプ場は、マーデュカル第1サイト(Mardukal One)とマーデュカル第2サイト(Mardukal Two)におおまかに分かれています。第1サイトは、上のキャンプ場(top campground)とも呼ばれており、キャンピングカーや大型車に適した広さです。アスファルトのドライブウェイが通っており、葉が散った平らな土と、時折緑の芝生、そしてユーカリの葉が木陰を作っています。下のキャンプ場(lower campground)である第2サイトは、テント専用の小さなエリアで、より茂みのある場所です。このキャンプ場は、テントサイトが1つしかないため、プライバシーが保たれ、野生のワラビーたちにも出会えるかもしれません。第2サイトは雨季(11月~3月)には浸水のため閉鎖されますが、第1サイトは年間を通してオープンしています。

施設は以下の通りです:

  • 広々とした芝生の丘にある広いトイレとシャワーブロック
  • 飲用に適した雨水タンク
  • コンクリート製のピクニックテーブル
  • ファイヤーピットが複数点在
  • 第1サイトには、発電機エリアもあります

どちらのサイトも、古く幹の太いガムツリーやペーパーバークの木、ウォーターパンダナスに縁取られた、美しいビラボンの景色を眺めることができます。この自然のオアシスの中で奏でられるカエルや鳥の鳴き声はリラックス効果間違いなしです。

キャンプ場の標識に従って進むと、ビラボン・ウォーク(Billabong walk)という1kmほどの静かで簡単なトレイルがあり、そこから行ける水辺のピクニックエリアで青い翼のワライカワセミと出会うことも。ここは釣り場として人気のスポットですが(キャンプ場にはボート乗り場もあります)、水辺から距離のある高い堤防から離れないこと!ここには大きなイリエワニが潜んでおり、水際に近づくことは絶対に禁止されています。

クンガーデンウォーク(Kungarden walk)は、キャンプ場からブラッドウッド・ユーカリやリニメント・ツリーなどの緑豊かな森を抜ける、2kmの簡単なトレイルが周回しています。

カカドゥの中でもアクセスしやすいングルングルジバ/イエロー・ウォーター・ビラボン(Ngurrungurrudjba / Yellow Water Billabong)は、その美しさをひと目見ようと観光客で賑わっています。リバークルーズを楽しみ、ピンク色に染まる夕暮れ時には、スズラン畑の中でワニや鳥を見つけるチャンスもあります。クーインダ・ハブ(Cooinda hub)で事前に予約が必要です。

食事

テイスト・オブ・カカドゥ・フェスティバル(Taste of Kakadu)は、10日間にわたって開催されます。このフェスティバルでは、ポップアップレストラン、焚き火を囲んで語る物語、地元のビンジ族(Bininj)とムングイ族(Mungguy)の人々による伝統料理の実演、ガイド付きのブッシュ・タッカー・ウォークなどが行われます。

先住民

マーデュカルキャンプ場から6kmのところにあるワラジャン・アボリジニ文化センター(Warradjan Aboriginal Cultural Centre)は、19の氏族からなるビンジ族(公園の北)とムングイ(公園の南)の文化を紹介するもので、人と人との関わり方を規定する親族制度の重要性を深く掘り下げています。

リヤガウミール族(Liyagawumirr)とマニヤルング族(Manyarrngu)の言葉で、カルドゥルク(kaldurrk)は青い翼のワライカワセミ、ラクル(rakul)はヤマウズラバト、コルノボロ(kornobolo)は敏捷なワラビー、ダルッケン(dalkken)はディンゴのことです。マーデュカルキャンプ場では、これらすべての動物を見ることができます。

ちょっと寄り道

キャンプ場から約90kmのところにあるウビル(Ubirr)岩絵遺跡は、X線様式で描かれた首の長いカメやブリムフィッシュなど、優れた先住民の岩絵が見られる自然のギャラリーです。近くの展望台まで歩くと、氾濫原を見渡すことができます。静観的で思い出に残る夕日を見ることができる場所です。

カルチャー

ロルフ・デ・ヒーア(Rolf de Heer)とピーター・ジギール(Peter Djigirr)が監督を務めた2006年の映画「10 Canoes(十艘のカヌー)」は、オーストラリアがヨーロッパの植民地になる以前のアーネム・ランド(Arnhem Land)に隣接するアラフラ湿原(Arafura wetlands)を舞台にしています。デヴィッド・ガルピリル(David Gulpilil)がナレーションを担当し、彼の息子ジェイミー・ガルピリル(Jamie Gulpilil)が主演するこの作品は、先住民族の文化に対する素晴らしい洞察であり、この地域を愛するすべての人々の目を楽しませるものです。ガナルビンゴ語(Ganalbingu)で語られ、英語の字幕がついたこの作品は、オーストラリア初の先住民のによる初の映画です。

ここがポイント

カカドゥ国立公園は乾季(5月〜10月)と雨季(9月〜4月)で景色が一変します。公園のウェブサイトやビジターセンターで状況や通行止めを確認し、計画的に行動しましょう。乾季にはキャンプ料金を現地で支払うことができますが、雨季にはボワリ・ビジターセンター(Bowali Visitor Centre)に向かってください。(Kakadu Hwyを50km北東へ)

その他キャンプ場

4WDで行くなら、ジム・ジム・ビラボン・ブッシュキャンプ場(Jim Jim Billabong bush campground)はマーデュカルキャンプ場より静かで小さく、ファイヤーピット、落とし込み式簡易トイレ、ボート乗り場があり、よりベーシックなキャンプ場です。マーデュカルキャンプ場から8.3kmのところにあります。また、クーインダ・ハブ・キャンプ場(Coooinda hub)には、100の電源付きサイトと200の非電源の芝生サイトがあります。他にもカカドゥには、カルナマーキャンプ場(Karnamarr)(旧ガーナマー(Garnamarr))とガンロムキャンプ場(Gunlom)などもあります。

問合せ先
Bowali Visitor Centre
Tel (08) 8938 1120
アクセス
Kakadu Hwy, Kakadu National Park
ノーザンテリトリー準州のダーウィンから東へ約300km、車で3時間。
国立公園北部のジャビル(Jabiru)にあるボワリ・ビジターセンターから、カカドゥハイウェイ(Kakadu Highway)を南西へ約50km。

 

(2022年10月現在)