波打ち際の森と海の景色が美しいビーチフロントのキャンプ場。
ウッディー・ヘッド・キャンプ場
ニューサウスウェールズ州、バンジャラング国立公園
(Woody Head, Bundjalung National Park, New South Wales)
画像引用:NSW National Parks and Wildlife Service
【アクティビティ】
【設備】
美しいバンジャラング国立公園の南端近くにある壮大なウッディー・ヘッド(Woody Head)に設置されたキャンプ場です。キャンプ場の緑の芝生は水際まで続いており、テントの向こうには岩場を越えて東に広がる青い海、北には黄色い砂浜とその向こうに海岸線に伸びる木々のアーチを見渡すことができます。
バンジャラングは、キャンプ場のすぐ南にあるイルカ(Iluka)から、北のエバンスヘッド(Evans Head)まで広がっており、美しい散歩道、シュノーケリング、サーフィン、岩場での水遊び、ビーチ遊びなどを楽しむ事ができます。また、エスク川(Esk River)とエルサレム・クリーク(Jerusalem Creek)という2つの淡水路があり、自然あふれる環境でカヌーやカヤックを楽しむこともできます。
キャンプ場はオーストラリアの中でも最大級で、20人を収容できるグループサイトを含め、あらゆるタイプのキャンプに適した94の非電源サイトを有しています。時期によってはキャンパーよりもスワンプワラビーを多く見かけるほどですが、北海岸で最も人気のあるキャンプ場のひとつなので、夏や現地の長期休暇中は多くの利用者で賑わいます。
サイトは長方形のプラットフォームに区切られており、AとJで始まるサイトは海に最も近く、G1~G10は美しい熱帯雨林に面しており、以下の設備も整っています:
- ボート乗り場
- 飲料水
- 水洗トイレと温水シャワーが設置された2つのアメニティーブロック(4分毎にAU$1コイン)
- 公衆電話
- 海を見渡せるピクニックテーブルは、夕方6時ごろになると家族連れが多く訪れ、夕食をとる場所として人気です。
- バーベキュー台やファイヤーピットなどが設置されていますが、料理のピーク時には混雑します。
- 無料の薪と、氷などの基本的なものを販売する売店
キャンプ場の北側には、ピクニックテーブルが設置されたバックビーチ(Back Beach)への遊歩道が続いており、キャンプ場が混雑する時間帯に代わりにこちらで静かに過ごしながら食事を取るのもおすすめです。
キャンプ場の北側には、ピクニックテーブルが設置されたバックビーチ(Back Beach)への遊歩道が続いており、キャンプ場が混雑する時間帯に代わりにこちらで静かに過ごしながら食事を取るのもおすすめです。
その他アクティビティ熱帯雨林とビーチに挟まれたこのキャンプ場には、2棟のキャビンと、高床式の趣のあるビーチシャックスタイルのコテージが5棟あります。キャビンには独立したベランダがあり、本を読みながらくつろぐのに最適です。
国立公園内にあるマコーレーズ・リード(Macaulays Lead)やセレンディピティ(Serendipity)というファイヤートレイルをマウンテンバイクで下ることもできます。
キャンプ場の案内には、1920年代、65メートル先のビーチにたどり着くまでに、4つの砂丘を越えていかなければならなかったというエピソードが書かれています。現在では、ウッディービーチの砂が明らかに流されていることを除けば、信じがたい話だと思えるかもしれません。事実、ここはニューサウスウェールズ州で最も急速に浸食が進んでいるビーチの1つです。ウッディービーチ(キャンプ場とシャークベイの間に位置)の看板によると、悲しいことに、ウッディービーチと本キャンプ場は2050年までになくなってしまうそうです。
カヌーやカヤックは、ニューサウスウェールズ州北岸で最も長い手つかずの沿岸河川システムであるエスク川のビル・ウェイリー・ブリッジ(Bill Weiley Bridge)から発進することができます。タローウッドの原生林、マホガニーの森、マングローブ、オーストラリアミヤコドリの生息地などを滑るように進みます。片道15キロ、往復4時間程度です。
また、約65キロ北のブラックロックス(Blacks Rocks)キャンプ場付近のエルサレムクリークで、ポンツーンからボートを出すこともできます。片道4.6キロメートル、所要時間90分で、同様にワイルドで素晴らしい景色が楽しめます。
イルカ・レインフォレスト・ウォーキング・トラック(4.5km南、ブラフ・ロードの北の入口)は、イルカ・ブラフ(Iluka Bluff)までの片道2.6kmの熱帯雨林の散策コースで、ビーチ、河口、季節ごとのクジラの移動などの海岸の景色が楽しめます。ここにはピクニック施設もあります。
先住民バンジャラング国立公園のバンジャラング族は、先住民の権利として正式に認められています。アボリジナル・カルチュラル・コンセプト(Aboriginal Cultural Concepts)のホストであるロイス・クック氏と共に、半日または1日ツアーで遺跡、コンタクトサイト、フィッシュトラップ、バンジャラン族の冬のキャンプ地であったグミガーラ(Gummigurrah)などの興味深い場所を訪れ、彼らの文化や伝統についてより深く学ぶことができます。
野生動物ウォッチングスワンプワラビーは人馴れしており、日中はキャンプ場の周りを、日が沈むと水辺を飛び回っている姿を見ることができます。
ヤブツカツクリは、実は現地ではちょっとした問題となっています。荒らされないよう、食べ物はこの鳥たちの口ばしの届かないところに置いておきましょう。
その他キャンプ場ウッディ・ヘッドから北へ65キロのところにあるブラック・ロックス・キャンプ場(Black Rocks Campground)は、テンマイルビーチ(Ten Mile Beach)の砂丘の奥にあり、同じくバンジャラン国立公園内のキャンプ場です。
問い合わせ
NSW国立公園野生生物局(NSW National Parks & Wildlife Service/NPWS)
Tel: 1300 072 757
アクセス
92 Woody Head Road, Woody Head, NSW.
シドニーから北へ676km、ブリスベンから南へ270km。
(2022年9月現在)